その１に引き続き三輪田学園中学広報の上田谷先生よりお話を伺っています。

入試について。第１回から３回まで複数回受験した場合、合格点に達していない（数点レベルで）ゾーンにいる子を救済する措置があり、そのゾーンに２回入れば正規合格として合格通知を出すとのこと。「実際に３回目４回目で合格をすることもあるので、あきらめないでほしい。小学生の成長は受験中にも見られ、問題への対応力が上がっていくためか、最初は不合格でも後半戦で合格を掴んでいくこともあるんですよ」とお話しされていました。

各科目での対策については、国語は長文をしっかり読めているかどうかを重視、得点率も高い。算数は計算力をまずはしっかり。大問１と２については得点率も高いため、正解できるように。大問３、４については途中式を重視しているため、正解に至るまでの解き筋があっていれば加点があり、きちんと書くこと。理科と社会は会話文の問題が出題されており、読んで自分の知識まで落としこめるかどうか、ここでも読解力が求められている、とのことでした。

会話型の問題は大学入試共通テストからの流れであり、教科問わずに、今や中学入試のトレンドと言える問題形式です。どの学校で出題されてもおかしくありません。一見して何の問題がわからないものも多いため、過去問を通じて練習を積んでおく必要があります。

中学受験２０２４過去最高だった昨年に迫る難度か

厳しい話が続きましたが、三輪田中学では１２月２４日と１月１３日に個別での過去問添削会を開催しています！算数と国語について、その場で過去問を解き、個別でのアドバイスをもらえる貴重な機会です。算数では途中式へのアドバイスや国語では漢字のとめはねはらいが正しいかどうか、などの先生方から直接指導を受けられるチャンス！抽選にはなりますが、ぜひご参加ください。

後半は校舎をご案内いただきました。その３へ続く。