
2026年07月06日
「やらされる勉強」から「自分で選ぶ勉強」へ。
先日の授業で、少し時間が余った時のことです。
「先生、明日の分もやっていい?」
そんな一言をかけてくれた生徒さんがいました。
「もちろん!」と答え、理由を聞いてみると、
「明日は友達と外で遊びたいから、今日のうちにできるところまで終わらせておきたい!」
とのことでした。
その日は誰かに言われたわけでもなく、宿題が終わっていたから終わりでもありません。
「明日の自分」のことを考え、今日のうちにやっておこうと、自分で計画を立てて行動していたのです。
この何気ない出来事に、私たちはとても嬉しい気持ちになりました。
勉強というと、「やらなければならないもの」「言われたからやるもの」と考えてしまうお子さまは少なくありません。
ですが、この生徒さんは、
「明日を思い切り楽しむために、今日できることをやっておこう。」
という考え方が自然とできていました。
遊ぶことを我慢するために勉強をするのではなく、遊ぶ時間も勉強する時間もどちらも大切にするために、自分で計画を立てる。
実は、この考え方はとても大切です。
勉強は、長い人生の中でずっと続いていくものです。
だからこそ、「言われたからやる」という気持ちだけでは、どこかで苦しくなってしまいます。
一方で、「今やっておけば、あとで自分が楽になる」「先に終わらせておけば、好きなことを思い切り楽しめる」という考え方が身につくと、勉強との向き合い方は大きく変わります。
私たちが目指しているのも、まさにそこです。
ただ問題が解けるようになることだけではなく、
自分で考え、自分で決めて、自分で行動できる力。
この力は、どのタイミングで受験をする・しないに関係なく、中学生、高校生、専門・大学生〜そして社会に出てからも必ず役立ちます。
もちろん、最初から計画的に取り組めるお子さまばかりではありません。
「宿題を後回しにしてしまう。」
「やる気が出ない。」
「声をかけないと始められない。」
そんなお子さまもたくさんいます。
だからこそ私たちは、一人ひとりの性格やペースに合わせながら、「今日はここまで頑張ろう」「今やっておくと明日が楽になるね」といった声掛けを積み重ね、自分で考えて行動する習慣を少しずつ育てていきます。
勉強は、知識だけを身につける場所ではありません。
計画を立てる力、優先順位を考える力、自分をコントロールする力。
こうした力も、日々の学習の中で育っていきます。

今回の「明日は遊びたいから、今日やっておく!」という何気ない一言に、私たちはその成長を感じ、とても嬉しくなりました。
こうした小さな積み重ねを大切にしながら、これからもお子さまたちの「できた!」だけではなく、「自分で考えて行動できた!」という成長も、一緒に喜んでいきたいと思っています。

