
2026年11月03日
「時間がない」は本当でしょうか。忙しい毎日の中で、受験に必要な勉強時間をどのように生み出すか
受験勉強についてお話ししていると、
「時間が足りない」
という課題に直面することがあります。
学校の宿題、習い事、塾の課題、日々の生活。
お子様にもそれぞれの予定があり、自由に使える時間が限られていることは確かです。
しかし、勉強時間を確保するうえで、一度考えていただきたいことがあります。
それは、
今ある時間をどのように使っているか
ということです。
帰宅してから勉強を始めるまでに時間がかかっていないでしょうか。
机に向かっていても、何をするか決められずに時間が過ぎていないでしょうか。
分からない問題に必要以上に時間をかけ、取り組むべき課題が後回しになっていないでしょうか。
勉強時間は、単純に予定を詰め込めば増やせるものではありません。
まずは、日々の生活の中で何に時間を使っているのかを把握すること。そして、優先順位を明確にすることが大切です。
例えば、翌日に取り組む課題を前日に決めておけば、勉強を始める際に迷う時間を減らせます。
移動時間などの短い時間を暗記に活用することもできますし、まとまった時間が必要な演習は、集中できる時間帯に行うという工夫もできます。
一方で、睡眠や食事、休息まで削ってしまうことはおすすめできません。疲労が蓄積すれば、集中力や学習効率が低下することもあるからです。
大切なのは、生活に必要な時間を確保したうえで、学習の優先順位を見直すことです。
そして、受験生本人にも考えてほしいと思います。
今の自分に必要な勉強は何か。
そのために、今日の時間をどう使うのか。
保護者様がすべての予定を管理し、勉強を始めるタイミングまで指示し続けるのではなく、少しずつ自分で考えて行動できるようになることも、受験を通じて身につけてほしい力の一つです。
時間が限られていることは、誰にとっても同じです。
その限られた時間をどう使うか。
受験勉強では、知識や解法だけでなく、時間の使い方そのものも問われているのではないでしょうか。

