2024年05月20日
その子に合ったレベルの指導を考える② 中学受験 個別指導塾 学校フォロー
前回のブログに続きます。
頭の中がハテナだらけの生徒さんにどのようにして一つでも多く算数の問題を理解してもらい、自信に繋げてもらうのか・・・
Ceedsでのとある生徒さんの一例をご紹介させていただきます。
まずこちらの問題がドーン!と出てきた時に明らかに表情が暗くなる生徒さんに対し、こちらは「大丈夫!もちろん先生も一緒にやるよ!まずは先生が書いていることを真似して書いてみてね!」と明るく前向きに声掛けをしていきます。「真似して書くことならできる」と生徒さんも不安そうな顔から少し挑戦して見ようかなという気持ちに切り替えていきます。
そして苦手意識を持っている生徒さんに多いのが「どこを出せば良いのかが分からない」「問題が何を聞いているのかわからない」というお悩み。
まずはそこをクリアにするために「今、問題はここの長さを出してねと言ってるよ!」と色分けをして明確にしていきます。
この時に今回必要となってくる公式も赤字でチェック!!
また、苦手意識が強い生徒さんには図を二つに分けて、一つずつ出してもらうようにしています。
「今から黄色の長さを出すよ!」「直径は?」「その後は何を掛け算だっけ?」「ここは先に約分して、後で計算するときに自分を少しでも楽にしてあげよう!」と事細かに生徒さんに質問を挟みつつ一つ一つの式をじっくり確認していきます。
講師側も生徒さんの手の動きや表情などをみて、ここはもう少し細かく指導しよう、次回も確認したほうが良さそうだな、小数の計算練習も取り入れよう・・・など生徒さんの新たな課題を発見していきます。
必要に応じて赤字で追加で記入してもらったりと、ここ辺りはお子さんの様子次第で臨機応変に対応していきます。解説だとどうしても式からのいきなり答え!といったことも多くみられますが、まずは一つずつ丁寧に出し、最後にまとめる方法で指導するお子さんもいれば、
ある程度計算の力はついていて、かつ同じものを二つ出せば良いのか!と理解することができた生徒さんには式を簡略化したもので教えたりと、個別指導だからこそお子様のハテナ?に徹底的に付き合った指導をしています。
じゃあ次の問題の面積はどう出すの?出せるの?
・・・最後のブログに続きます!!