講師ブログ

なぜゴールではない?

なぜ

受験がゴールではない。

そう思うのか、

 

私が他塾で講師をしていた際のお話を

少しだけさせていただきます。

 

私が初めてその生徒さんと会ったのは、

生徒さんが中3の時で

中2から不登校になっていたそうです。

 

中学受験で見事希望の学校に入学し、

中1の間は毎日元気に登校していたそうです。

ですが、

日に日に難易度の上がる授業や

部活動・行事・交友関係

など色々なことが重なり

悩むことも増えて来たのが中2の春。

 

思い悩むうちに

授業中も集中できず、ノートも全く取れず

気が付いたら授業が終わっていた

そんな日が次第に出てきました。

 

そして元気がなくなっていき、

体調にも不調が現れたお子様をご心配され

学校を休み自宅学習を始められたそうです。

 

生徒さんと二人にさせていただき

本人から直接話を聞いてみたところ、

 

「段々と授業がわからなくなってきて一人だけ点数が悪く、

友達といるのが辛くなってきた。

高校からやり直したくて、自分で決めたい。

自分が勉強についていける学校。

でも中学受験したのに親に申し訳なくて言えない。」

 

とのことでした。

 

この後は結果としては、

高校から別の学校へ進学されました。

 

その後もご縁が続き、

大学受験までサポートさせていただいたのですが

笑顔で学校から帰宅し

楽しそうに学校での様子を話してくれたことを

とても嬉しく感じたのを覚えています。

 

親御様、学校のご理解・ご協力をいただき

また生徒さんと親御様とは何度も面談を行い

全員のゴールを擦り合わせていきました。

 

 

進学先での楽しい学生生活を送る光景・・・

もちろんこちらも願っておりますし、

実際に生徒さんから話を聞くと嬉しく思います。

 

ですが、

今回お話させていただいた光景も

講師を長く勤めていると何度か見てきております。

 

 

このような経験から

受験がゴールではない。

といった気持ちも心に留め

実際に通われるお子様が長く見据えた先に

どうしたら豊かな学生生活を送れるのか

また将来に結びつけられるのか

 

Ceedsではその場だけではないサポートも

今後もさせていただきます。