講師ブログ

川村中学校訪問記2〜吉祥寺 塾 中学受験〜

前回に引き続き川村中学校訪問の様子です。広報室長の先生にお話を伺いました。

 

国語の入試で聞き取りを出題する(しかも過去問を拝見しているとなかなかの文章なのです)珍しい問題について対策を伺ったところ、日々の会話での訓練が大切とのお話でした。しかも、聞き取り問題を導入したのは、ここ数年の生徒さん達の傾向を鑑みて、のことだそうです。これには大人である我々も話をきちんと聞けているだろうかと、考えさせられました。

 

算数についても伺いました。昨年はお店でのポイントカードの活用という生活に即した出題がなされおり、なるほどなあと思っていたのですが、いわゆる特殊算というようなものではなく、生活の中で生きてくるような問題を意識しておられるとのことです。

それは、算数のちに数学という学びが、頭の中で状況を想像し、整理し筋道をたてて考えられるという思考訓練になっていること、そしてそういった思考の方法を生きていく上で活用してほしい、という背景から出題傾向である、とおっしゃっておられました。

 

上記の算数で取り上げましたが、最近の中学入試のトレンドとして、国語算数ともに時事問題が取り上げられている傾向にあります。中学受験の勉強として切り離して考えるのではなく、世の中の傾向に関心をもって日々生活しているかどうかが問われていると強く感じています。

◎参照記事 2023年度中学入試の出題傾向

川村中学では、6年生対象の受験セミナーを開催しています。こちらの開催主旨は、川村を志望されるお子様にとっては、入学前からの顔見知りや友達を作っておくことで、中一ギャップをなくす意図があるとのことです。また、すべての受験生にとって役に立つような内容にしており、複数回行っているのも、忙しい受験生がどこかで参加できるように、というご配慮とのことでした。

4・5年生対象のセミナーも開催されていますので、川村中学に関心のあるご家庭はご参加ください。

 

その3へ続きます。