2020年01月24日
提出物が出せない問題を考えてみる
新学期が始まり、宿題の提出も落ち着いた頃ですね。
そんな頃には
提出物が出せない
という問題が浮き彫りになる場合、ありますよね。
学校へあがると提出物をお子様が自分から出さなければならない
場面が出てきます。
提出物を出し忘れる
子どもたちには
実は様々な事情や理由があり
困っている中身は人それぞれ違っています。
提出物を
出すタイミングや指示が わからない・忘れた・聞いていなかった
持ってきていてもなぜか出せない
カバンの中から探し出せない
配布されたプリント類の重要度がわからない・忘れた
提出期限がわからない・忘れた・聞いていなかった
…など問題は一つでも実際は様々な理由があります。
中でも、学期末や学年初めに
たくさんの提出物が配られた場合
どうしたら良いのか優先順位がつけられず
配られた瞬間に混乱してしまっている…
というケース。
学年毎にやってくる試練かもしれません。
自分の興味があることに集中しがちなお子様や
その時目に入ったものに注意が向いてしまうお子様は
自分で優先順位を考えることが不得手で
「〇〇したらダメ」
というような声がけも
何がダメなのかイメージしづらく、
改善できずにかえって混乱を招くことになりがちです。
「なんで出さないの!」と怒るよりも
具体的な対応策と見通しを
実際にイメージしやすい方法で提案すると
指示が伝わりやすくなり、
全く何もできない状態から
一歩前進することができます。
まずはプリントを家にもって帰ることから始めてもらいましょう。
学校でプリントが配られた場合、
すぐにあらかじめ決まったファイルに入れて
家ではそのファイルごと出す。
というようなシンプルな提案から始めてみてはいかがでしょうか。
最近は、ランドセルにすっぽり入るマチ付きのファイルが
3色入りで市販されており、たくさんの配布物があってもまとめて入れることができます。
家に持って帰る用
家から持っていって学校で出す時用
と、色で用途をわけることもできます。
家までもって帰れたらほめる
今までになくきれいにもって帰れたらほめる
今までになく早くもって帰れたらほめる
と
まめな声がけとほめることをお忘れなく!
失敗もあるかもしれませんが、
こうしたらほめられた、という場面を
良い行動パターンとしてインプットしてもらうことが
次のやる気につながって行きます。