講師ブログ

決定打

前回のブログの続きで、

こちらのご家庭が第一志望校を決定した際の決定打

についてお話しさせていただきます。

 

決定打に関しては各ご家庭によって様々な考えや、

お子様のお気持ち・タイプなどあるかと思います。

ですので、こういった考え方もありだな〜

というように、

一つの選択の仕方としてお読みいただければ幸いです。

 

 

さて

三校までは無事志望校を絞れて、

そこから第一志望をどこにするのか考えることになり

お子様と二人でもお話をしました。

保護者様の前では「ここに行きたい!」とお話しされていても、

実際はもう一つのところが良い・・・

と内心思っているお子様も時折見られるからです。

 

小学4~6年生になってくると

「こうやって言えばお母さん・お父さんが喜んでくれる」

「ここの学校にお母さん・お父さんは行って欲しそうだな」

などと親御様の顔色を見て話を合わせた結果、

いざ実際にその学校に通うかもしれないお子様が

一番後悔しないよう

自分の希望も含めた志望校選びができているか

その点も今後のお子様の長い学生生活で大切にしてほしいからです。

 

そしてお話をした結果、

このご家庭の生徒さんの中ではA校が一番気になっていたそうです。

生徒さんの意見としては、

 

・文化祭に行ったら一番楽しかった

・知ってる友達がいないのは不安だけど新しい友達もできる

・受験を中学受験だけで終わらせたい(大学まで付属)

 

といった考えがあったようです。

 

 

この生徒さんの気持ちは、

保護者様ともその後共有させていただいたのですが、

その際お母様が仰っていた言葉が今でもとても印象に残っています。

 

「本人の気持ちが聞けて良かったです!!

実は他の二校はお友達で何人か受ける子がいるらしく、

その二校に行きたいんじゃないかなと思っていて。

ただA校の説明会に行った際にそのA校の先生が

『宿題やらない子は親がいくら言ってもやらないですし、

部活だなんだで家に帰ってご飯食べて寝るだけの子や、

自分からやらないような子は捕まえて居残りさせて

宿題が終わり次第下校させますし

成績がまずい子はとことん居残りさせて、

やること全て終わらせてから帰宅させますので。』

って言ってくださったのを聞いてうちの子にピッタリ!!

って思っていたんです。

偏差値的には一番低いですが、

大学も付属なのでそのままいけたら本人も楽でしょうし、

ある程度余裕を持った生活の方がこの子の性格に合っていると思って。」

 

とのことで、

お母様が実は感じていたA校の印象と

うちの子にピッタリ!!という校風

そこにお子様が感じた気持ちが決定打になり

このご家庭はA校を第一志望とされ

その後無事に合格を決め、進学されました。

 

志望校選びは様々な気持ちや考えが

複雑に出てきてしまうかと思います。

その時に、

何が一番大事なのか

通うのは誰なのか

その点もご家庭で話し合われて皆様のお気持ち一つに

志望校決定へとなればと思います。