講師ブログ

落ち着きのないお子様への接し方②

ブログ①に引き続き、落ち着きがない生徒さんへの

指導中に講師が心がけている工夫をまとめています。

 

③ ほめることを活用する

多動性や衝動性のあるお子様は

勉強や作業中も時間が経つと集中力が途切れがち。

崩れてきて、しかる→やる気がなくなる…悪循環に陥る前に

周囲の大人が「ほめる」。

ほめる→やる気が出る…良い循環にしましょう。

そのためには、ほめることを惜しまず習慣化すると良いですね。

大きな結果ではなくてもいいのです。

こまめにほめてあげることが子ども達には嬉しく、効果的です。

 

④ コミュニケーションのルールをわかりやすく

思ったことをすぐ発言するお子様、

相手が話し終わる前に話し出してしまうお子様には

言葉でストップをかけるよりも

*ストップや集中のサインを決めておく

*ルールやタイムテーブルは見えるところに書いておく

前回のブログでも書いた、「可視化」も活用しましょう。

守って欲しいことこそ、シンプル、かつ、

いつでも確認できるように工夫しておくと、

スムーズなコミュニケーションにつながります。

 

④ 自分なりの良いお手本をインプットする手助けを

指示に従えない

集中が途切れて立ち歩いてしまう

そして叱られて注目される…ありがちな悪循環を

良い方へ転換するためには、

*ルール(上のようにわかりやすくしたもの)を守ったらほめる

*集中できたらこまめにほめる

そうすることで、その子なりの行動上の良いお手本を学習することができます。

こうすればほめられる」というお手本を、

頭の中にたくさんインプットする手助けをしてあげましょう。

良い行動→ほめられる→注目される

そんな機会を増やせる様な働きかけを心がけると良いです。

 

「ほめる」ことや

行動や言動にストップをかけたいときの

「ルールをわかりやすくする」

など、ちょっとした工夫で

子ども達は見違えるほど落ち着いて学習し、

次の授業を楽しみに待っていてくれています。