2019年12月12日
落ち着きのないお子様への接し方②
ブログ①に引き続き、落ち着きがない生徒さんへの
指導中に講師が心がけている工夫をまとめています。
③ ほめることを活用する
多動性や衝動性のあるお子様は
勉強や作業中も時間が経つと集中力が途切れがち。
崩れてきて、しかる→やる気がなくなる…悪循環に陥る前に
周囲の大人が「ほめる」。
ほめる→やる気が出る…良い循環にしましょう。
そのためには、ほめることを惜しまず習慣化すると良いですね。
大きな結果ではなくてもいいのです。
こまめにほめてあげることが子ども達には嬉しく、効果的です。
④ コミュニケーションのルールをわかりやすく
思ったことをすぐ発言するお子様、
相手が話し終わる前に話し出してしまうお子様には
言葉でストップをかけるよりも
*ストップや集中のサインを決めておく
*ルールやタイムテーブルは見えるところに書いておく
前回のブログでも書いた、「可視化」も活用しましょう。
守って欲しいことこそ、シンプル、かつ、
いつでも確認できるように工夫しておくと、
スムーズなコミュニケーションにつながります。
④ 自分なりの良いお手本をインプットする手助けを
指示に従えない
集中が途切れて立ち歩いてしまう
そして叱られて注目される…ありがちな悪循環を
良い方へ転換するためには、
*ルール(上のようにわかりやすくしたもの)を守ったらほめる
*集中できたらこまめにほめる
そうすることで、その子なりの行動上の良いお手本を学習することができます。
「こうすればほめられる」というお手本を、
頭の中にたくさんインプットする手助けをしてあげましょう。
良い行動→ほめられる→注目される
そんな機会を増やせる様な働きかけを心がけると良いです。
「ほめる」ことや
行動や言動にストップをかけたいときの
「ルールをわかりやすくする」
など、ちょっとした工夫で
子ども達は見違えるほど落ち着いて学習し、
次の授業を楽しみに待っていてくれています。