
2026年06月03日
苦手科目から逃げない。その一歩が未来を変える
勉強をしていると、どうしても「好きな科目」と「苦手な科目」が出てきます。
好きな科目は進んで取り組めるのに、苦手な科目になると手が止まってしまう。
問題集を開くのも嫌になる。
後回しにしているうちに、気付けば何日も触れていない。
そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
正直なところ、苦手なことから逃げたくなるのは自然な気持ちです。
大人でも苦手な仕事や面倒なことは後回しにしたくなりますし、「できないかもしれない」「間違えたくない」と思えば思うほど、足が遠のいてしまうものです。
だから、「やりたくない」「難しいから嫌だ」と感じること自体は決して特別なことではありません。
しかし、厳しいことを言うようですが、苦手なものから逃げ続けても苦手はなくなりません。
むしろ、避ければ避けるほど分からない部分が増え、さらに嫌いになり、自信も失いやすくなります。
受験や定期テストでは、得意科目だけで勝負できる場面は意外と多くありません。
苦手科目で5点、10点伸ばすことが、大きな結果につながることもあります。
だからこそ大切なのは、「好きになること」ではなく、「逃げないこと」。
いきなり長時間勉強する必要はありません。
漢字を10個覚える。
計算を5問解く。
英単語を1ページ確認する。
苦手な読解問題を1題だけ解く。
そんな小さな一歩からで十分です。


私たちも指導をしている中で、「苦手だからやりたくない」と話していた生徒さんが、少しずつ問題に向き合い、気付けば以前よりも自信を持って取り組めるようになった姿をたくさん見てきました。
そして、苦手科目から逃げようとするお子さまを見ていると、保護者様もつい口を出したくなるものです。
「このままで大丈夫なのだろうか」
「本当に受験に間に合うのだろうか」
「なぜやらないのだろうか」
そんな不安や焦りから、厳しい言葉をかけてしまうこともあるかもしれません。
それは、お子さまに頑張ってほしいという思いがあるからこそです。
ただ、お子さま自身も苦手なことから目を背けている自覚がある場合が少なくありません。
分かっているけれどやりたくない。
やらなければいけないのは分かっているけれど手が動かない。
そんな葛藤を抱えていることもあります。
だからこそ私たちは、お子さまの気持ちにも寄り添いながら、時には背中を押し、時には一緒に立ち止まりながら、「逃げずに向き合う力」を育てていきたいと考えています。
もちろん、途中で嫌になる日もあります。
思うように点数が伸びないこともあります。
それでも、苦手から逃げずに向き合った時間は決して無駄になりません。
今は苦しいと感じるかもしれませんが、その積み重ねが数か月後、数年後の大きな力になります。

苦手科目を好きになる必要はありません。
まずは逃げずに向き合うこと。
その積み重ねが、必ず皆さんの力になります。

