講師ブログ

「分かったつもり」は、かなり手強い。

「分かった!」

子どもがそう言ったら、つい安心します。

 

でも、ここからが大事。

 

本当に分かったのか、それとも“分かったつもり”なのか。

この2つは、似ているようで全然違います。

 

先生の説明を聞いて、

「なるほど!」

と思う。

例題を見て、

「これならできそう!」

と思う。

 

ところが、いざ一人で問題を解いてみると……

「あれ?」

となる。

 

これは珍しいことではありません。

むしろ、かなり普通です。

 

だからこそ、

「分かった?」と聞くだけではなく、

「じゃあ、一人でやってみよう」

が大切。

 

人に説明してもらって理解することと、自分で使えることは別物です。

 

そして、もう一つ。

「分かったつもり」の状態で先に進むと、後になって大きく困ることがあります。

特に算数や数学は、前の単元の理解が次の単元につながっていきます。

 

小さな「分かったつもり」が、後から大きな「分からない」になって返ってくる。

 

だから塾では、

「説明を聞いた」

で終わらせず、

「自分でできる」

ところまで確認します。

 

少し厳しく聞こえるかもしれません。

でも、

「分かった?」
「はい!」

だけで終わるのは、もっと厳しい。

 

本当に必要なのは、「はい」と答えることではなく、

自分の力で解けること。

分からないなら、分からないと言っていい。

むしろ、

「分かりません」

と言える子のほうが、伸びるチャンスがあります。

 

分からないところを見つける。

そこを埋める。

そして、もう一度やってみる。

 

この繰り返しが、本当の「分かった」につながります。