講師ブログ

できる子ほど、実は「待つ」のが上手です。

授業中、すぐに手を挙げる子がいます。

「はい!はい!」

一方で、じーっと問題を見ている子もいます。

なかなか答えを言わない。

 

でも、実は後者の子の中に、じっくり考えている子がたくさんいます。

 

勉強では、

「すぐ答えられる=頭がいい」ではありません。

分からない問題を前にして、

「どこまでは分かっている?」

「何が分からない?」

「今まで習ったことで使えそうなものは?」

と、頭の中を整理する。

 

この「考えている時間」が、とても大切です。

 

大人はつい、

「分からないなら教えてあげよう」

「こうすればいいんじゃない?」

と助けたくなります。

 

もちろん、必要なサポートは大切。

 

でも、全部先回りしてしまうと、子どもは「自分で考える前に誰かが答えをくれる」ことに慣れてしまいます。

 

だから私たちは、あえて少し待つことがあります。

沈黙が長くても、待つ。

考えているなら、待つ。

間違えそうでも、まずはやらせてみる。

 

これ、講師側にも結構な忍耐が必要です。

でも、その「待つ時間」の先に、

「あっ、分かった!」

が出てくることがあります。

 

その瞬間の顔は、本当にいい顔をしています。

勉強で身につけたいのは、答えそのものだけではありません。

 

「分からないときに、自分で考え続ける力」

 

これも立派な学力です。

すぐに答えを与えない。

すぐに結果を求めない。

時には、大人が少し我慢する。

 

子どもの成長には、そんな「待つ時間」も必要なのだと思います。