
2026年09月10日
できる子ほど、実は「待つ」のが上手です。
授業中、すぐに手を挙げる子がいます。
「はい!はい!」
一方で、じーっと問題を見ている子もいます。
なかなか答えを言わない。
でも、実は後者の子の中に、じっくり考えている子がたくさんいます。
勉強では、
「すぐ答えられる=頭がいい」ではありません。
分からない問題を前にして、
「どこまでは分かっている?」
「何が分からない?」
「今まで習ったことで使えそうなものは?」
と、頭の中を整理する。
この「考えている時間」が、とても大切です。
大人はつい、
「分からないなら教えてあげよう」
「こうすればいいんじゃない?」
と助けたくなります。
もちろん、必要なサポートは大切。
でも、全部先回りしてしまうと、子どもは「自分で考える前に誰かが答えをくれる」ことに慣れてしまいます。
だから私たちは、あえて少し待つことがあります。
沈黙が長くても、待つ。
考えているなら、待つ。
間違えそうでも、まずはやらせてみる。
これ、講師側にも結構な忍耐が必要です。
でも、その「待つ時間」の先に、
「あっ、分かった!」
が出てくることがあります。
その瞬間の顔は、本当にいい顔をしています。
勉強で身につけたいのは、答えそのものだけではありません。
「分からないときに、自分で考え続ける力」
これも立派な学力です。
すぐに答えを与えない。
すぐに結果を求めない。
時には、大人が少し我慢する。
子どもの成長には、そんな「待つ時間」も必要なのだと思います。

